いつまでも消費者は無知ではない

いつまでも消費者は無知ではない

検索サイトの信頼が失墜したまま、いまだに表示の順位をめぐる不信感・不透明感を払拭できてない。

背景には、業界の根深い構造的体質が存在しているようです。

それは、DeNA事件でも問題になったSEO業者の存在。

全国に数百社が存在するとも言われますが、一般消費者が業界の裏事情を知ることはできません。
ある有力SEO会社は、検索サイト運営企業の別動隊として暗躍し、表示順位を事実上支配し決定できるほどの影響力を有していると言われてます。

彼らは検索エンジンの仕組みを熟知し、検索運営会社と連携し、表示順位を人為的に操作できる立場にあります。

その目的は「利益追求」です。

検索して最初のページに表示されるサイトはほぼすべてがSEO業者が企画制作し、同時に表示順位まで請け負っています。

営業企画部門と販売促進部門をSEO業者に丸投げしているわけです。

サイトの表現が企業の実態を忠実に反映しているなら問題ないのだけれど、SEO業者のみなさんは福岡・大阪・東京のオフィスで、空想で他社の営業企画を書き上げているのです。

ライバル社の足を引っ張る行為はやめてほしいですね。

・ありもしないクチコミ評判、ねつ造サイト

・どんな基準で判定するのか、八百長ランキング比較サイト

・どのような理由で推薦するのか、自作自演のおすすめサイト
(今回ここまで)

2017年4月14日

不倫相手から慰謝料請求されたらどうすればいいか?

 

弁護士に聞く】

不倫相手の夫(妻)から慰謝料請求されたらどうすればいいか?

「不倫」というと甘く危険な響きがしますが、人は危険なものほど惹かれてしまうものです。

もし読者のなかに既婚者と恋仲になってしまっている方がいらっしゃれば、そのような関係はすぐにやめるべきです。場合によっては不倫相手のご主人や奥さんから慰謝料を請求されるリスクもあるのです。

もしも不倫相手の配偶者から慰謝料請求されてしまった場合、どうすればよいのか考えてみましょう。

■そもそも慰謝料請求が認められるのはどのような場合か?

不倫をして慰謝料請求されてしまったとしても、基本的には以下の2つの条件が揃わなければ慰謝料請求権は認められません。

(1)肉体関係があったこと
(2)交際相手が既婚者であると知っていたこと

なお、「(1)肉体関係があったこと」ついては、性交渉の事実はなくてもプラトニックな関係で慰謝料請求が可能という裁判例が最近出ましたが、これはレアケースといえます。基本的には請求する側は(1)(2)の証拠を揃える必要があります。

■慰謝料請求された場合の対処法は?

前述の通り、(1)(2)の条件が必要なので、これらの事実がない場合は慰謝料を請求されたとしても、支払う義務がないことを主張しましょう。また、仮にこれらの事実があったとしても、その証拠を提出してもらうように主張しましょう。
不倫で請求される慰謝料の相場は100万~500万円ほどです。不倫関係の期間や不倫相手の社会的地位、年収によって金額は変動します。また、不倫が原因で妊娠したり、離婚に至った場合は慰謝料が高額になる傾向があります。

日原 聡一郎

「弁護士法人 ベリーベスト法律事務所」所属弁護士の日原聡一郎です。離婚問題に積極的に取り組んでいます。弁護士に相談されるとき皆様は大きな不安を抱えていらっしゃることと思います。丁寧な説明と迅速な対応で、その不安を一つ一つ解消し、最良の問題解決のため全力を尽くします。

2016年2月23日

離婚する父親の8割が親権を失う

離婚する父親の8割が親権を失うマネー事情
露木幸彦(つゆき・ゆきひこ)

未成年の子供がいる夫婦が離婚する際に、一番問題になるのは当然、子供のことです。夫婦が離婚する際は、どちらが子供を引き取るのかを決め、その結論を離婚届に記入しなければなりません。2012年の民法改正で、未成年の子を持つ両親が離婚する場合は、離婚後に親子の面会交流をどうするのか、子供の監護に要する費用、いわゆる養育費をどのように分担するのかを取り決めることが明文化されました。

■父親には厳しい現実

離婚届にはどちらが親権者かを記入する

本来は、子供を夫が育てた場合、妻が育てた場合、それぞれをシミュレーションし、どちらが親権者にふさわしいのかじっくり比較検討するのが理想的です。数字を使って客観性のある「可視化」をしないと、離婚する夫婦は互いにいがみ合い、憎しみ合い、罵り合っていることが多いので、いっこうに落としどころが見つからないからです。

ただ、現実的には男性には厳しい統計があります。1998年とちょっと古いですが、厚生労働省の「母子家庭に関する調査」を見ると、「妻がすべての子供の親権を行う」が79.2%なのに対し、「夫がすべての子供の親権を行う」は16.5%となっています。父親の8割が子供と離れ離れに生活することになるのです。その背景にはいくつかの理由があります。

■「子供は母親と」が浸透

まず、子供自身がそれまで一緒に過ごした時間が長い母親と暮らすことを選ぶケースが多いこと、また、母親が親権を持つことがあまりに一般化し、「そういうものだ」という社会通念のようなものが浸透しているということが挙げられます。

離婚前まで子育ての大半を母親が担ってきたとしたら、父親の育児経験は乏しく、休日に子供の面倒をみるのも一苦労です。子供がもう少し大きければ、話は違うのかというと、必ずしもそうではありません。

子供がある程度の年齢に達すると、親権を決めるに当たっては、「父親と母親、どちらが適任か」ではなく「あなたは父親と母親のどちらと暮らしたいか」というように子供の気持ちが優先されます。父親が会社員、母親が専業主婦という家庭では、子供はほとんどの時間を母親と一緒に過ごしているので、やはり、母親を選ぶことが圧倒的に多いのです。

これらの事情ほかに、生活費の問題もあります。

■母親からの養育費は期待できず

厚生労働省の「11年度全国母子家庭世帯調査」によると、父子世帯の平均年間就労収入は360万円です。離婚後にひとり親世帯になると、働いて得る収入のほかに、児童扶養手当と離婚した配偶者からの養育費を収入として見込むことができます。ところが、フルタイムで働いている比率が高い男性の年収ですと、所得制限を超えて児童扶養手当をもらえないケースが多くなります。さらに、元妻からの「養育費を現在も受給している」という比率は、同調査によるとわずか4%です。

本来、非親権者は親権者に対し、子供の養育費を支払わなければなりません。しかし、離婚前まで専業主婦やパートだった妻が離婚後、すぐにまとまった収入を得ることは難しく、自分の生活費をまかなうのが精いっぱいという人が大半です。実際、私自身が過去に受けた相談の中でも、母親から養育費をもらっている、もしくはもらう約束をしたというケースは、わずか数件しかありませんでした。実感としては4%よりも低い印象です。

■保育料が重い負担に

離婚後、父親が子供を引き取っても、フルタイムで仕事をしているので、子供が6歳以下の場合は保育園、6歳以上の場合は学童保育や民間の保育施設に預けなければなりません。保育料は定時に仕事が終わったとしても、少なくとも月5万円はかかります。残業で夜の7時、8時となると月10万円を超えることも多く、その金額を毎月の給料から捻出するのは容易ではありません。

年間支出を「生活費221万円(総務省の「家計調査」)+家賃96万円+基本保育料など60万円」とすると、総額は最低でも約380万円となり、父子世帯の平均年収360万円を超えてしまいます。

一方、母親が子供を引き取った場合、母親自身が働いて得る収入は父親よりも少ない可能性が高いのですが、児童扶養手当や父親からの養育費を見込めます。母子世帯の平均年間就労収入である年間181万円に、父親からの養育費(平均で年間48万円)や児童扶養手当(最大で年間48万円)を加えると、収入は277万円になります。

■女性は実家が大きな助けに

もちろん、この収入から家賃や保育料などを支払おうとしたらかなり厳しくなります。ただ先ほどの平均年間就労収入181万円という数字が物語るように、子供を持つ女性はパートやアルバイトなどの非正規雇用比率が高く、離婚を機に実家の近くに職を得て自分の親に昼間は子供の面倒を見てもらったとしても、収入が大きく落ち込むことはまれです。もし実家に住むという選択をすれば、家賃や食費などの負担も軽くなります。その点、正規雇用者が多く、そう簡単に職場を移れない父親に比べて柔軟に対応できる可能性が高いのです。

私のところに相談に来る人は、自分でもインターネット、書籍、役所の無料相談などを通じて離婚についてある程度の知識を得ている方が多いので、「親権の8割は母親」という数字は皆さんよく知っています。ですので、夫婦間で話し合う前の段階で、すでに親権をあきらめてしまっている父親が多いのは事実です。

「子供を引き取りたい」という一言すら発しないケースも珍しくなく、最初から「親権は母親」といきなり養育費の話を始める男性もいます。私が思うに、このようなことも「親権は母親」という傾向に拍車をかける一因になっているようです。

■子供のために最善の選択を

もし父親が子供を引き取るのでしたら、あらかじめ関係各所に根回しをしたほうがいいでしょう。具体的には、実家に協力を仰いで平日の昼間に子供の面倒を見てもらうようにする、職場に対してなるべく残業がない勤務を希望する、休日シフトなら平日シフトにしてもらうなどです。

もちろん、結婚していても離婚後も、「子はかすがい」です。親権者や養育費、面会などの条件を決める際には、母親が親権を持つことになっても、父親が持つことになっても、夫や妻への私情は取り払って、「子供のため」という考えで養育費や面会について決めてもらいたいと思います。

(「マネー」配信記事)

2016年1月20日

惚れてしまうやろ!それ

惚れてしまうやろ!それ

語り継ぎたい上司の言葉

その一言で100倍踏ん張れます

こんにちは、ずんずんです。

師走の足音が近づいて、今年もあとわずかとなってまいりました。私と言えば、

今年も仕事を辞めずに済んだ……

と意識の低い喜びを感じておりますが、皆様どうお過ごしでしょうか。

どんな上司がいたら頑張れる?

人が会社を辞める理由として、いちばん多いものは人間関係と言いますが、上司がよければ、ちょっとぐらい仕事が苦しくても人は頑張ってしまうものです。
部下は生かさず殺さず……

ブログをお引っ越ししました! 頑張って更新中! よかったら見てみてね☆

そう思われているイケてる東洋経済オンラインのすてきなおじさま読者の方々も、多いのではないんでしょうか。意外と中高年の男性ファンの方がいらっしゃるようなので、媚びてみました。すいません。

さてはて、人間というものは、誰かの一言で救われたり奮い立たされたり、はたまた奈落の底に突き落とされてしまうものです。それが仕事に直接関係してくる上司だったらなおさらのこと。

部下にかけるべきいい言葉って、いったい何なのでしょうか。

外資系だと、ある日、部署全体がお取り潰しになったり、突然、解雇されることが多々あります。リストラを避けるために、

迂闊なことをするとクビになるかも?

これが間違っていたらクビになるかも!?

と新人のうちはビクビクしながら働いているものです。

これは加齢が進むと、いや面の皮が厚くなっていくと、

まあ何とかなるか

ぐらいになるのですが、新人の頃はなかなかつらいもの。このストレスに負けてメンタルをやられてしまう若者もいるぐらいです。

こんな生活、いつまで続くんだろう……

しかし辞めたくはないし、クビにもなりたくない。

とうじうじ考えていたときのことでした。

当時、勤めていた外資系投資銀行のCEOが、世界中の支店を巡ってスピーチをしてくださるというクソみたいなイベントがありました。

この忙しいのに大ホールに従業員が集められ、彼のありがたいスピーチを皆で聞かねばならないのです。

クソみたいなイベントというのはちょっと言い過ぎでした。ちょっとクソみたいなイベントです。
会場が歓声に包まれたワケ

CEOの感動的なスピーチが終わり、最後の質疑応答のコーナーで、従業員がCEOに質問できる機会がありました。

目立ちたがり屋のインターンが手を挙げて、

「僕たちインターンにアドバイスをくれませんか」

と言いました。

全員失笑です。

彼はインターンであって、従業員ではないのです。まだ奉公前の分際で何を言ってるんだ……、そんな白けた空気が流れたとき、CEOは言いました。
「未来のことは考えず、“今”を働け」

将来のことを気にしていてもどうにもならない。今に全力を尽くせ。

彼はそう続けました。

「俺も人生で2回クビになったけど、ウォール街にこうやって戻ってきたぞ!!!」

彼がそう叫ぶように言ったので、

その説得力に会場が

「お…!!?おおおおお!!!」

と異常に盛り上がったのを記憶しております。

さてはて、次にご紹介したい上司のきらりと光るセリフはこちらです。

「そのうち慣れるよ」

これはエレベーターで地域統括部長(エリアマネジャー)と一緒になったときのお話です。

エレベーターって無慈悲ですよね。どんなに下っ端でもどんなに偉い人でも、エレベーターに乗らなければオフィスにたどり着くことはできません。しかも、うっかり偉い人とエレベーターで2人っきりになってしまった日には、私なんて小心者ですから、

何か小粋なトークをかまさなければいけない……

そんな緊張感が走ります。

それもこれも「慣れる」と言い切れるすごさ

ちょうどこの日は、1回ぐらいしかお会いしたことのないエリアマネジャーとエレベーターに同乗してしまいまして、

やばい、どうしよう!?天気の話でもしとくか!?

とコミュニケーション能力の低いことを考えていたのですが、先にエリアマネジャーのほうが声をかけてくれました。

彼は「この会社、どのぐらい?」と聞いてきました。私が1年半ぐらいですと答えると「じゃあもう慣れただろう」と彼は笑いました。

ええ、でもまだ大変でと私が言うと、彼は

「それもそのうち慣れるよ」

と笑うと、ちょうどエレベーターが階に着いて、彼は降りていきました。

その後ろ姿を見て私は思いました。

エリアマネジャーは、今の地位にたどり着くまでに相当な努力をしてきたでしょう。もしかしたら数人殺してるかもしれません。これは私の金融の偉い人のイメージで、事実とは異なります、たぶん。

どんなつらいことも、どんな大変なことも、何度も何度も繰り返していけば練度も上がり、苦しくなくなっていきます。その結果、自分のキャパシティも増えていきます。

この偉い人もたくさん大変なことがあったかもしれませんが、その苦労も

そのうち慣れるよ

と言い切れるところで、

やはり百戦錬磨は違うな、と思ったものでした。

そして、最後はこちらです。

これまた偉い人のスピーチでのお話です。なぜ外資系では偉い人が頻繁にスピーチするんでしょうか。そんなに言いたいことがあるんでしょうか。

ちなみにスピーチは事前に3回ぐらいリハーサルしてるって聞いたときには、

ほかにやることがあるんじゃないかな?

と思ったのですが、偉い人には偉い人の仕事があるんです。
ドライな外資のあったかい話

ともかく新しいCEOが就任して、その就任あいさつがあったとき、これまた質問コーナーがありました。ひとりの女性がCEOに
「あなたをドライブするものはなんですか」

と質問しました。

ドライブするものというのは、日本語で言えば「自分を突き動かすもの」といったところでしょうか。モチベーションというよりもうちょっと衝動的な原始的な欲求を意味します。

CEOはこう答えました。
「チームメートを失望させたくない、自分自身に失望したくない。ただそれだけのために仕事をしてきた」
それを聞いた私は驚きました。

チームメートを失望させたくない!??だと!?

私たちは日々、組織で仕事をしています。そしてもちろん同僚とチームとして働いていますが、仕事は仕事、会社の人は会社の人、そんなふうにドライに人間関係を区切ってる人も多いのではないでしょうか。

特に外資系では人間関係が希薄になって、チームワークという概念がどうも置き去りになってしまいます。

しかし、CEOは同僚を失望させないために、そして自分自身に失望しないために粉骨砕身働いてきたというのです。

ドライな環境であってもチームワークを忘れず、目標達成することが仲間との約束を守ることでもあり、自分自身との約束を守ることでもあるのです。

CEOの言葉を聞いたとき、私はたいへん感動しました。私もそう思えるような社内の人間関係を作ることが、いつかできるのでしょうか。

まあ、スピーチの練習を3回ぐらいしたんですから、この質問と回答も仕込みかもしれませんが……。

といったところで今日は失礼します☆

2015年12月24日

バカバカしい訴訟でも「応訴」しないとどうなるか

バカバカしい訴訟でも「応訴」しないとどうなるか
わが身と家族を守る鉄則

「私の事務所にも『訴えたい』と駆け込んでくる人は多いのですが『必ずしも訴訟を起こす必要はないのでは』と思えるケースも多く、そういうときは思いとどまってもらいます」

梅原ゆかり弁護士がこう話す。各地の法律事務所で同じような光景が見られるという。いまの日本では、騒音、水漏れなどささいなトラブルでも「訴えてやる!」と息巻く人が確実に増えているのだ。

もし、そんな人に訴えられたらどうなるのか。

いくら「自分には何も非はない」と思っていても、訴えられたら必ず「応訴」しなくてはならない。訴えられた人が裁判所からの呼び出しを無視していると、基本的に原告、つまり訴えた側の主張がすべて認められてしまうからだ。

といっても、一般常識から考えて多すぎる額の損害賠償の請求などは、裁判所によって減額されることになるが、常識の範囲内で最も不利な扱いを受けてしまうだろう。

仮に賠償額が低くても、関係者が支払う代償はそれだけではない。弁護士に書面作成や法廷での弁護を頼まなければならないし、何度も裁判所に呼び出されるという手間もバカにならない。

訴訟が増えたのは「近隣間のコミュニケーションの欠如が一因」というのが梅原弁護士の見方である。

PRESIDENT 2011年12月19日号

「ささいないざこざが訴訟に発展しないようにするためには、普段からご近所同士でコミュニケーションを取っておくことが一番です。たとえば回覧板を渡すときやゴミ出しをするとき、お互いに『おはようございます』と挨拶していれば、相手のやったことで気になることがあっても、そうした機会に一言注意すれば済むはずですから」
眞壁・梅原法律事務所 弁護士 梅原ゆかり
栃木県生まれ。宇都宮女子高校、早稲田大学法学部卒業。1999年、同大学院修了。牛島総合法律事務所などを経て現職。『近隣トラブルの法律と実践的解決法』など著書・監修書多数。

2015年12月23日

ハマる“暴走妻”の心理とは?

おっかけ、ギャンブル、不倫…に

ハマる“暴走妻”の心理とは?
「この人となら、一生一緒に楽しく過ごせるに違いない」

そう感じたからこそ、人は結婚に踏み切る。だが残念なことに、このテンションを維持し続けることは、かなりの無理ゲーだ。

結果、妻たちは夫の知らぬ間に変貌していく。冷めた人妻の気持ちを埋める“コンテンツ”は世の中に溢れており、妻たちはふとしたきっかけでのめり込み、度が過ぎると家庭よりもそれらを優先するようになる。夫以外の異性とのセックス、隠れて借金、それを埋めるための風俗バイト――これらは決して、極端な例ではない。

「食えないアイドルを支えるのも、私たちにしかできない役目。お金は月10万前後かかるけど、デリヘルで週1働けば大丈夫ですよ」

これは、韓流スターのおっかけに夢中な主婦が語った言葉だ。

精神科医と春日武彦氏は、こうした“暴走妻”が生まれた背景について、大人たちの教育が深く影響していると分析する。

「今世代の人妻たちは、子供のころから『夢を持ち、追いかける』ことがリア充で望ましいと散々刷り込まれ続けてきました。テレビドラマや雑誌も、無責任に煽り続けてきた。でも、現実には夢なんて明確に持っている人はごく少数。となれば、夢がない人は“没頭できる何か”を見つけ、“夢中モード”でのめり込む。そうやって自己承認しているんです。アイドルのおっかけでもギャンブルでも、端から見れば愚かしい内容だって、彼女たちにとっては“善”。だから厄介なんです」

一方、不倫関係の書籍を多く執筆、人妻事情に精通する作家の亀山早苗氏はこう語る。

「15年くらい前までは、男は妻とできないセックス、女は恋が不倫の目的だった。それがいま、逆転してます。また不倫している男の8割は妻に悪いと思ってるけど、逆に不倫女の9割方は夫への罪悪感はない。だいたい女性というのは40歳過ぎたあたりからホルモンの関係で一回狂うんですよ。不特定多数としたいとか、若い男子みたく誰でもいいからしたい! とか。それも、良妻賢母だった人ほど抑圧の反動から暴走しますね。セックスだけでなくギャンブルとか、誰かのおっかけとか、ホストもそう。人間ってなにかに依存していても、それが分散されてればいいけど、ギャンブルは一点にガーッといくから不倫より病的かも」

現代を生きる妻たちの暴走ぶりは、夫には理解も把握もしづらい。12/8発売の週刊SPA!では「暴走妻の危なすぎる生態」という特集を組んでいる。お宅は大丈夫だろうか? <取材・文/週刊SPA!編集部 イラスト/西アズナブル>

2015年12月21日

知らないとまずい「マイナンバー」の基本

知らないとまずい「マイナンバー」の基本
すでに手元に届いた人も多い“マイナンバー”。いよいよ2016年1月1日に利用が開始されます。

しかし、「よく耳にはするけど、実態はよくわかっていない」という人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、総務省ホームページの「マイナンバー制度について」から、どのような制度なのかを改めて確認していきましょう。

■マイナンバー制度は何のためのものか

マイナンバーというのは、国や市町村での手続きをする際、その手間を簡略化するために作られたものです。ひとりひとりに個別の番号が割り当てられ、社会保障や税の個人情報と紐づけられます。

これによって、これまで必要だった添付書類などが削減されるので、私たちが行う手続きが効率化され、利便性が高まります。

ほかにも、行政事務の効率化、公平な各種給付の確保に役立ちます。

■個人カードとは?

マイナンバーは、市町村に申請をすることにより、個人カード(顔写真つき)を発行してもらうことができます。このカードを使うことによって、本人の確認が容易になると言われています。免許証などがなくても本人確認ができるようになるため、身分証明書の代わりとしても利用できます。

ただし、裏面に番号が記されているため、コピーなどをとられないように気をつけましょう。もちろん、紛失しないようしっかり管理することも必要です。

■どんな場面で使うのか?

税務関係書類や、保険、年金などの手続きなどにも使われるため、企業に勤めている方は自分と家族のマイナンバーを勤務先に知らせ、源泉徴収票に記載することになります。

また、児童手当の申請や、災害時の支援利用時などにも利用されます。

平成29年1月にはインターネット上の個人専用ページとなる『マイナポータル』が開設される予定です。各種社会保険料の支払金額や、確定申告等を行う際に参考となる情報の入手などが行えるようになる予定です。

■マイナンバーが持ちうる問題点

一方で、このマイナンバーには問題点も指摘されています。最近でもマイナンバー詐取被害や誤交付などがニュースになっており、不安を感じている人も多いでしょう。

個人情報の流出にはしっかりとした対策がなされていますが、100%安心とは言い切れません。また、原則として一生同じ番号を使うことになるため、流出したときのリスクも大きなものになると想定されます。

とはいえ、マイナンバー制度の実施はすでに決定しています。私たちにできることは、番号や個人カードを慎重に管理することです。そのためにも改めてしっかり仕組みを理解し、関連ニュースを見逃さずに情報更新しながら、リスク対策を行うようにしましょう。

(otsuka鍋谷 萌子)

2015年12月18日

赤ちゃんは触るべからず

他人に干渉しないのが現代社会

故に赤ちゃんは触るべからず

朝日新聞朝刊(2015年10月18日)に掲載された、35才主婦からの投書が話題となっている。その内容は、1才半の娘と行ったフードコートで、知らない高齢男性が「かわいいね」と娘の頭を撫でようとしたというもの。その主婦は、とっさに娘に触られないように手で防いだのだが、もし触ろうとするにしても、せめてひと声かけてほしいというものだった。

いろいろと凄惨な事件が起きている昨今。悪意がなかったとしても、「かわいい」と言っていきなり赤ちゃんを触ろうとする大人が警戒されるのも仕方ないことだろう。しかし、 “ひと言声をかけてほしい”という母親の気持ちに、違和感を覚えた人もいる。

「そのおじいさんは、無言でいきなり触ってきたわけじゃないんですよね。“かわいいね”と声をかけられたら、その場の雰囲気で触ることまで伝わりませんか。わざわざ、“触っていい?”“いいです”“ダメです”なんてやりとりするほうが不自然じゃないですか」(神奈川県の主婦・38才)

親子関係に詳しい作家の石川結貴さんは「このひと言に時代が反映されている」と分析する。

「“触っていいですか?”なんてまるでペットみたいですね。でも、案外ペットと同じ感覚なのかもしれません。それは、“私の所有物に無断で侵入しないで”という考えの表れ。たとえば電車で隣の人のスマホ画面がちらっと見えたときに、“見るんじゃないよ”みたいな空気になることがありますよね。パソコンの普及とともに個人主義が強くなり、“個人の領域に侵入することへの拒否感”が強くなっている証なのではないでしょうか。変な人が増えているからといいますが、根底にあるのは“私の領域に勝手に侵入してくるな”という気持ちで、そうした気持ちが強くなっていると思います」

評論家の呉智英さんも、「子供の安全や衛生面の議論以前に、“個人に干渉するな”という問題」だと指摘する。

「農村部など、昔の共同体では、『○○さんはまだお嫁に行かないのか』『早く赤ちゃん産まないと』というやりとりは近所で当たり前の習慣でした。でも、他人の生活に干渉しない、されたくない、というのが近代の風習です。セクハラという言葉が生まれたのも同じこと。でも、共同体で育った高齢者は“子供は社会のもの”という意識が強いので、他人の領域に踏み込んでいく。その違いで、トラブルが起こってしまうということです」

※女性セブン2015年12月10日号

2015年12月6日

男性が浮気に走る本当の理由

ほぼこの5パターンに当てはまる!?

男性が浮気に走る本当の理由
彼氏に「浮気されたことがある」という女子は意外と多いもの。自分に経験がなくても、周りを見渡せば友人に経験者が軽く2~3人はいることだろう。

仲が冷えきっていたワケでもなく、仲よく付き合っているつもりだったのに、実は恋人に裏切られていた……なんてことがあると、「男性ってどうして簡単に浮気するのかしら?」と不思議になる。

そこで今回は、海外サイト『Women’s Health』の記事を参考に、男性が浮気に走る理由を検証してみたい。

■1:誘惑に負けた

会社の同僚やかねてから意識していた女友達に誘われて……というパターンは多いかもしれない。「ただの同僚だから」なんて言葉を鵜呑みにして、彼を会社の飲み会や知人のパーティにホイホイ送り出すのは危険。

しかし、相手に誘われたくらいで簡単に浮気する男だったら、結婚前に見抜けたことをラッキーだと思おう。

■2:仕返し

記事に寄せられた体験談によると、彼女に先に浮気されて部屋を飛び出し、そのまま酒場で女子を引っ掛け……という、“単なる復讐”と言えるような浮気ストーリーも実はあるらしい。

どっちもどっちだが、このカップルは翌日別れたという。若ければ、まあそういうこともあるだろう。

■3:焼けぼっくいに火がついた

同窓会で昔憧れていた女子が、やたらといい女になっているのを発見。昔の恋心が再燃して浮気してしまった、という筋書きはよくありそうだ。

これは逆パターンでも考えられる。いくらキュンとしても過去は過去にとどめておくのが一番。

■4:遠距離で寂しくなった

彼女が遠くの大学へ行って、もしくは地方に転勤になって……「寂しさのあまり浮気をしてしまった」というのも王道パターンかもしれない。

ひとしきり泣いて暴れたら、「まあそういう運命だった」と思おう。いつかもっと素敵な人に出会い、彼と別れたことを感謝する日が必ず来るはずだ。

■5:彼女より好きな人ができた

浮気の根底には、多かれ少なかれ、どこかにこんな気持ちが隠れているのかもしれない。他に好きな人ができてしまった場合は、関係の修復は難しいだろう。

以上、男性が“浮気してしまった理由”を挙げたが、いかがだろうか? 多分、この5つのどれかのカテゴリーに、大抵の浮気劇を当てはめることができるだろう。

人の心を制御するのは難しいもの。去るものは追わず、あなたも新しい道を行こう。もし相手が過ちを認め謝罪した場合、許すか許さないかはあなた次第だ。

2015年12月2日

通信料金の悩みを解消!

“SIMフリー”を活用して、

通信料金の悩みを解消!
今や日本人にとって欠かせない必需品となった感のあるスマートフォン。そのスマホを使っていて気になるのはやはり通信費だろう。データ通信の定額プランを使っていても、月に7,000円を超えることも珍しくない。

その通信費の節約方法のひとつとして注目したいのが、“SIMフリー”だ。スマホやタブレットの中に入っている、通話・通信を行うために必要なICカードをSIMカードというが、以前は各キャリアに対応したSIMカードを挿し込まないと動作しないように利用を制限する、“SIMロック”のかかった端末が多かった。

それが今年の5月から、各携帯キャリアで発売されるスマホは原則としてSIMロックを解除出来る“SIMフリー”が義務化された。条件さえ合えば、端末はそのままで他のキャリアのサービスに乗り換えることが出来るというもの。言ってみれば“SIMフリー元年”といっていい年なのだ。

大手以外にも様々な格安SIMが発売されており、コンビニでも気軽に買えるようになった。ユーザーの選択肢が増えることで、キャリア側はより競争が促されるので料金も安くなり回線の品質などサービスが向上…という流れが加速すると期待される。

大手キャリアの料金プランと一般的な格安SIMの料金とを比較すると、大手はデータ通信量にもよるが2Gのプランだと基本料金とパケット代含めて平均で6,500円くらい。格安SIMの場合は、同じ2Gのプランの場合だと大体1,500円前後になる(通話料は別)から、通信料だけで月に5,000円、年間だと6万円も浮くという計算になる。

ただ、2G/月のSIMだとYouTubeなどの動画を見たい方には十分とはいえず、心もとないところがあるかもしれない。そんな場合は、たっぷり使えるWiMAXなどのモバイルルーターと組み合わせて使うのもひとつの手だ。例えばWiMAX2+ならデータ制限にも余裕があり、通信速度も下り最大220Mbps、上り最大15.4Mbpsと大幅にアップしている。また月々の通信料金が安くなるキャンペーンなどがあれば、それを利用するのも良いだろう。

もちろん格安SIM単独でもdocomoやauの回線を借りているため、繋がりやすさやカバーエリアは大手キャリアと変わらず、回線速度も事業者によってはLTE最速の262.5Mbpsに対応しているところもあるから、何を選ぶかは自由だ。料金の悩みから開放されたモバイルライフを送っていただきたい。

2015年12月1日